迎車料金の設定方法と使い方
はじめに
迎車料金が一律固定のタクシー会社ではメーター料金とは別に迎車料金を徴収する方式になります。この場合に迎車料金には遠距離割引と障害者割引は適用されないため、基本運賃とは別に迎車料金を別枠で登録する必要があります。
大阪では迎車料金はメータ先入れで対応することが多く、迎車料金は基本運賃に内包されるため、実質的に迎車料金には遠距離割引と障害者割引が適用されます。
迎車料金の設定方法
利用者情報から迎車料金の既定値を登録してください。
実車時にするべきこと
乗降記録の入力画面で、「無線」または「予約」を指定した場合に「迎車料金」の入力欄が表示されます。メーター料金(基本運賃)を「売上」欄に入力し、迎車料金を「迎車」欄に入力してください。下記の例では、基本運賃 1,000 + 迎車料金 200 = 売上 1,200 を入力しているところです。
「迎車」の入力欄は、利用者情報画面で「既定迎車料金」を登録している場合に限って表示されます。
「迎車」の入力欄には、先に指定した既定値が設定されています。例えば迎車料金以外に特別な予約料金を徴収するような場合には必要に応じて修正してください。
どこに反映されるのか?
入力された「迎車料金」は集計画面で「売上」と表示されている箇所に合算して表示されます。
画面で「売上」と表記されている部分は例外なく「基本運賃+迎車料金」となっています。大阪地区では「迎車料金」は基本運賃扱いの会社が多いため、売上と基本運賃は同一視されます。
入庫時に表示される日報記入データにおいては、当日に発生した「迎車料金」の集計値を確認することができます。この「迎車料金」は遠距離割引と障害者割引の算定からは控除されます。
迎車料金を管理する別の方法
迎車料金を管理する上で上記以外にもう1つの手順があります。個々の乗降記録で「迎車料金」を登録するのではなく、入庫時点でまとめて登録することもできます。概ね以下の手順に沿って運用してください。
- 利用者情報における固定迎車料金欄に 0 を登録します。(個別に迎車料金を登録しない)
- 乗降記録においては「売上」に迎車料金を含めない金額を登録してください。
- 入庫時に「売上増減」欄から、迎車料金の総額(単価✕回数)を登録して下さい。